闇金に弱い弁護士へ依頼したトホホな出来事

恥ずかしい話だけど、パチスロにはまってあちこちに借金しまくり、とうとう闇金にまで手を出してしまった俺。

大勝ちすれば返せるのだけど、なにせ負けが込んでいたので、知らぬ顔をするしかなかった。追い込みや嫌がらせがひどくなり、実家の母親からは「どうなってるんだい?!」と心配されてしまった。

さすがにやばいと思って、目に止まった弁護士事務所へ飛び込んだ!
「闇金に追われて大変な目に遭っている!先生、助けてくれ!」と泣きついたわけだ。

「そりゃあ大変でしたね。でも、当事務所では闇金案件を受け付けていないから…」と相談料だけ払わされて、門前払い!

そうこうしているうちに闇金からの電話でスマホはうるさいほど鳴り始めるし、嫁や弟からもひっきりなしにメールや電話がかかってきた。

もうどうしていいか分からず、隣の弁護士事務所へ駆け込んだ。
「大丈夫です!すぐに解決して差し上げますから、まずは当法律事務所と受任契約を結んでください」。

藁をもつかむ気持ちで契約書にサインし、着手金として3万円を払う約束をした、俺。

弁護士は、目の前で闇金へ電話してくれたものの「はぁ、なーるほど。おっしゃることも分かります。依頼人には私からも言っておきましょう。それで手打ちということで…」と言った弁護士。

「交渉した結果、元金返済で話をつけました。元金の3万円は一週間後には返済してください」と、しれっとした顔で言ってきた。

「先生、さっきまで闇金には元金はもちろん利子の一円も払う必要がない!と言っていたじゃないですか!?どういうことですか?」

「法的には返済義務はないが、現実的な対応で早く解決する方法を選んだんだよ。不服なら、どこか他の弁護士さんへ依頼してもらってもいいけどね」と怒りだす始末。

闇金への対応は妙にていねいで、俺への応対はやたら強気な姿勢。俺が依頼人のはずなのに、闇金の利益に便宜を図っているとしか思えなかった。

「分かりましたよ。俺も嫌がらせされるのは懲りたから元金は払いますけど、先生はもしかして闇金が怖いんじゃないですか?!」と言ってやった。

「・・・・」と沈黙したままの先生。

やっぱり、闇金問題をすぱっと解決するのには、闇金に強い弁護士さんを選ばないとダメだと痛感したね。